人の話を聞かない人っているじゃないですか?でもあれってすごい能力だと思うんですね。
集中力ってどういうものだと思います?
集中っていうくらいだからその対象にフォーカスする力だとかそんなイメージがありがちだと思います。
僕が個人的に思う集中力は「閉じるチカラ」だと思うんです。
なんというか回路を閉じるというかシャットダウンする感じです。
人は普段五感を働かせて生活しています。
視覚聴覚嗅覚など、それぞれ危険を察知したりするために必要だったり生存戦略上必要なことだと思います。
それぞれに何%づつか消費するエネルギーが割り当てられていると思うんですね。
視覚20%とか聴覚10%とか。
「閉じるチカラ」がどういうことかというと集中している状態、いわゆるフロー状態にいるときは不必要な回路を閉じて必要な回路の方にそのエネルギーをまわしている状態だと思うんです。
例えば陶芸家の方が集中してろくろを回しているときは聴覚や思考の回路をシャットダウンしてそのぶんのエネルギーを視覚と手のひらの触覚にまわすとかですね。
思考が止まると時間があっという間に過ぎたように錯覚します。
集中してると時間が短く感じられるのはそのせいだと思われます。
ここでこの記事タイトルにもある「話を聞かない人」の話になりますが、話を聞かない人ってその回路を閉じる能力にたけている人、フロー状態になりやすい人だと個人的には思います。
外的刺激、外部からの音声が耳に入って鼓膜を振動させているハズなのにその回路を閉じて他のことを考えている。
人の話を聞くことにエネルギーを使わずに一人で他のことを考えることにエネルギーを使える人。
これって真似しようと思ってもなかなかできません。
ある意味特別な能力だと思います。
人の話を聞かない人は
「集中力がないから、注意力が散漫だから人の話を聞いていないんだ!!!」
なんてよく怒られてますがまったく逆で、集中力がありすぎるがゆえに人の話を聞けないと思うんですよね。
「今晩何食べようかな~」
なんてどうでもいい考えでも聴覚に使っているエネルギーなどを思考することにまわすことができるから聴覚の回路が閉じて話が頭に入ってこないんだと推測します。
その点僕は集中力が無いのでこういったブログとか書いているときはなるべく静かな環境で書くことにしています。
テレビとかついているとついそっちの方に意識がいってしまうので。
よく「ながら勉強」とかいってテレビとかラジオとか音楽聞きながら勉強する人がいますけど、あれって集中力が高くないとできない芸当なんですよね。
すごいと思います。(煽り抜きで)
おまけ漫画
【もし脳内に司令部のようなものがあったら】
結局最後まで見ちゃうっていう。
読んでいただいてありがとうございました。