デジタルで描いた絵のモチーフをアナログで描いてみる【乃木坂46 白石麻衣スケッチ】
唐突ですが今使っているパソコンにスキャナ繋げたんですよ。
僕としてはせっかく液晶タブレット買ったんで「最初から最後までデジタルで完結させてもうアナログには戻らないぞ」、なんて思ってたんですが最近ちょっとアナログでやんなきゃいけないことが出てきたんで今は亡き先代のパソコンにつないでいたものをセッティングしました。
そしてせっかくスキャナ繋いだんで久しぶりにアナログでなんか描いてみようかなと思い立ったのです。
どうせなら以前デジタルで最初から最後まで仕上げた絵があるのでその時と同じモチーフで描いてみて比較したら面白いかなと思ったので、今度はアナログ(とは言っても鉛筆画のスケッチですが)で描いてみたいと思います。
まずはH鉛筆を使って下描き?というかラフから
使う道具は
- 4B鉛筆
- H鉛筆
- 鉛筆削り(頻繁に先をとがらせる必要があるため)
- 消しゴム三種類
です。
A4のコピー用紙にラフに描いていきます。
最初はH鉛筆を使って大まかにアタリを取っていきます。
※スキャンして読み込んでも薄すぎて分からないのでクリップスタジオのトーンカーブで明度を変えています。
H鉛筆での作業は筆圧はめちゃめちゃ弱めでうすくうすーく描いていきます。
すぐ消しゴムで消せるようにです。
これはスケッチなので一発でモチーフの持つ美しさをとらえられるとは到底思わないので何度も観察して描いて確認して納得がいかなければ消してを繰り返します。
ここで筆圧を強くしてしまうと紙の表面に細かい凹凸ができて鉛筆の先が引っかかったりしてうまいこと描けなくなるので注意して描いています。
最近は5分間ドローイングばかりやってていつもアタリを取らない一発描きだったので久しぶりにアタリを取って描いたのでちょっと面白かったですね。(鉛筆画のスケッチも一年以上ぶりにやります)
このH鉛筆を使っての作業が最も重要なのでたっぷり時間を取って納得がいくまで何度も描きなおします。
全体のバランスなど確認して納得いけば次の工程に進みます。
だいたいH鉛筆を使っての作業が1時間くらいでした。
4B鉛筆に持ち替えて作業
次に4B鉛筆に持ち替えて作業します。
H鉛筆でだいたいのカタチは取れてますのであとはそれをなぞっていく感じなので比較的楽な気がします。(バランスがどうこう悩むのは前の工程までなので)
髪の毛の質感とかをモチーフを観察しつつしっかりと描き込んでいきます。
場合によっては鉛筆削りを使って先を尖らせたり、別の紙にわざとゴシゴシ描いて先を丸くしたりして描いています。
この手の鉛筆画のスケッチをするときは手の油(あぶらしょうってワケではないですが)が紙につかないように鉛筆を持つ手に手袋したり他の紙を敷いてその上に手を置いて描いています。
いつも小指以外の指を全部切り取った軍手をはめて描いています。
それでも描いたところをなるべく触れないように左上から下に向かって描いていきます。(右利きなので)
途中経過です。
※この時点で4B鉛筆の作業時間は80分です。20分ごとにタイマーをかけて時間を計測してみました。
なんやかんやで完成
細かいところも一応手を入れて完成とします。
総合的にかかった時間はH鉛筆で1時間、4B鉛筆で2時間と計3時間でした。
あと、こういう絵を描いた時、仕上がるのは大体深夜なんですが、その時に完成としてしまわないで一晩寝てあくる日起きてから確認してそれでよければ完成としてます。
描いてる最中は「よし上手く描けたな」と思っても1日おいてからまた見るとなんか変だったりしますんで。
そして以前デジタルで描いた記事が下記の記事で
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
この記事で描いたイラストがこちらです
この時は別の作家さんのテイストをもちこんで描いてみようというテーマのもとに描いてましたからやはりかなり感じが違う気がします。
今回は単なるスケッチだったので何も考えないでよかったから楽と言えば楽でしたね。
簡単なスケッチでしたけど、たまにはアナログで描くのもいいものです。
ご覧いただいてありがとうございました。