たまには横顔も描きたいと思って描いたイラスト
これまで僕が描いてきたイラストを振り返ってみると、顔の向きは正面、もしくはそれに近いポーズばかりでした。
描きたいモチーフを選んで描いてきたんですが、そういえばあまり横顔を描いていないことに気づきました。
ということで、今回は横顔のモチーフを選んでイラストを描いてみたいと思います。
前回はアナログ感を出したイラストを心がけましたが、今回は逆にデジタルならではの手法を使っています。
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
たとえば髪の毛の表現ですが、ラスターレイヤーで抑揚をつけた主線を手書きで描いたあと、ベクターレイヤーを重ねて曲線ツールで無機質な細い線を加えたりしています。こういうツールを使った描画はデジタルならではかと思います。
今回のモチーフはPinterestについていたコメントから察するに、おそらく中国か台湾のモデルさんだと思います。
ネットのお陰で世界中の美しい人をモチーフにすることができるようになりました。ホントに良い時代になったものです。
今回もご覧いただいてありがとうございました。
引き算で水彩で、欲張らないイラスト
先日このブログでアップしたイラストですが、描いた直後は我ながら
「いいかんじで描けたなー」
なんて思ってたんですが、ブログにアップした後、時間が経ってよくよく見てみると
「なんか面白みのないイラストだなー」
と思うようになりました。
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
なんていうか線が硬いというか、ゴテゴテしてるというか、足し算しすぎてしつこいというか・・・
というわけで今回は前回とは逆のことがしたくなり、テーマを「なるべく少ない情報量と水彩タッチでアナログ感を出す」ということにしてみました。
ラフから拾う主線をできるだけ少なめにして、ブラシは水彩ブラシをメインに使いました。なるべくゴテゴテ塗らないように心がけましたが、どうも欲がでて肌に影とか入れがちになってしまいます。あと瞳の中に差し色でピンクとか足したくなったりしますけどやめておきました。
今回のモチーフも前回のイラストと同じモデルさんだと思います。同じ人類かな?と思うくらい美しい人です。(またPinterestでみつけたので詳細は不明なんですけど)
今回もご覧いただいてありがとうございました。
カラーラフを描くつもりがそのまま突き進んでしまったイラスト
今年に入ってから僕が描いているイラストの制作の流れとしては、
- 10分間のスピードドローイングで下絵を描く
- その下絵を修正・調整などしてラフ画へ
- ラフ画を別レイヤーにトレスして線画を
- 線画をもとに着色レイヤーと背景レイヤーを足して完成
という流れでしたが、この流れでいざ線画をもとに着色してみると、なんだかイメージが違う感じがして、着色したあともいろいろ修正したりしていました。
それならばとラフ画ができた時点で色を乗せる「カラーラフ」を作ってみようかなと。
これまでこの手のテイストのイラストを着色するときは顔、身体、手、服などパーツごとにレイヤーは割と細かく分けていました。
しかし今回はカラーラフということで一つのレイヤーに大まかに色を乗せていったんですが、作業を進めてみてひとつのレイヤーでも特に問題は感じなかったので、結局そのままレイヤー分けせずに、そのまま修正・調整を重ねてほぼ完成形まで進みました。
服の模様やアクセサリ、効果などは別レイヤーで分けましたが、以前のようにパーツごとに細かくレイヤー分けしなくてもよさそうだな、ということが今回分かりました。
レイヤーが増えると編集は楽ですが管理が大変になるので、こっちのほうが楽なのかなと思います。
今回のモチーフもPinterestで見つけた画像でモデルさんの名前も知らないのですが、写真なのに絵画のような美しさがあったのでおもわず描きたくなりました。
よく「2.5次元」なんて聞きますが、このモチーフのモデルさんは3次元のほうから2次元に寄せていった2.8次元のような美しさでしたね。その美しさをなんとか汲み取れないものかと苦心しました。(汲み取れているかどうかはまあおいといてください)
今回もご覧いただいてありがとうございました。
水玉ピンクと女の子のイラスト
今回はあまりごちゃごちゃ描かないで、なるべくシンプルな感じにしようと思いました。
配色は水色とピンクをメインカラーに考えてみました。
仕上げの段階でつい、ハイライト多めに入れたりとか、ボカシとか随所に入れたくなりますが今回はあまりやらずに、「効果でごまかさないで主線を見せる」ということをテーマに据えました。
こういうベクターデータっぽいイラストが僕的には好きなんですが、実際に描いてるときはベクターレイヤーは一切使っていないです。
クリップスタジオのベクターレイヤーは人物の描画にはちょっと不向きかなと個人的には思います。何かの模様とか建物とか直線的で無機質なものを描くのには向いてるのかなと。
今回もご覧いただいてありがとうございました。
作業のほぼ9割を髪の毛の描画に費やしたイラスト
9割というのは言い過ぎかもしれませんが、割と今回は髪の毛の描画をメインにイラストを描きました。
というのも、いつもは下絵からラフに映る段階で各箇所のバランスとかこねくり回すんですけど、今回は割と早い段階でラフに移行できたので髪の毛をじっくり描いてみました。
そもそもモチーフになってるのが多分ヘアモデルの方(Pinterestで適当に見つけたので詳細不明)なので髪の毛のほうがメインで撮影されたような感じでした。なので割と髪の流れとかの特徴をとらえやすかった気がします。
髪の毛は青とか緑とかピンクみたいな感じで塗っても面白いかなとも思いましたが、あまり奇をてらい過ぎてもなんだかなあ・・・といった感じでいろいろまよった挙句こんな感じになりました。
今回もご覧いただいてありがとうございました。
少しでもポップなイラストになるように一部トーンをつかってみました
僕としては日ごろからなるべくポップなイラストを描きたいと思っているんですが、ちょっと今回のイラストは劇画タッチ寄りかな?と感じたのでそこらへんを少しごまかすために一部トーンを使ってみました。
服の部分をベタで塗るかどうか迷ったのでトーンを使ってみました。
あと線画の方には「版ズレ」の効果を微妙にしています。
版ズレとは本来は印刷ミスとして使われますが、あえて効果として使用している例もあります。
今回は色調の違う二つの線画レイヤー(コピーして色を変えただけ)を用意して、ひとつだけを横と下方向に1ピクセルづつだけずらしました。
ぱっと見では分かりにくいのですがドロップシャドウのような効果があります。
これはあまりやりすぎると見難くなるので、あくまで控え目が僕的には好みです。
こういう作業もまたたのしいものです。
ご覧いただいてありがとうございました。
【イラスト】髪の毛を描いてる時がたのしいです【描きました】
この手のイラストを描いているとき、何が一番楽しいかというと僕的には髪の毛を描いているときがたのしいですね。
一番時間がかかるところでもありますし、集中力も必要になるところなので疲れるんですけどね。
髪を描くときは毛束感とか髪の流れ方によるハイライトの感じとかをなるべく意識するようにしています。
今回はちょっとあごから下の髪の毛が重い感じがするのでちょい失敗です。
ボリューム感とか軽さとか、ふわっと感とかくみ取って表現するのはむずかしいです。
女性は前髪1㎝切った切らないで大騒ぎしますが、それこそ大切な美意識であるとも思いますし、髪も美しさの素養のひとつでもあると思います。なのでぞんざいに扱っていい訳がありません。
ただ描けばいいってもんじゃあないんですよねえ・・・
次回はもっと細いペン先で描いてみたりして、工夫してみたいと思います。
ご覧いただいてありがとうございました。