鬼門の正面絵を描いてみよう①
正直に白状すると僕は正面を向いた顔が描けません。
左右対称の物が描けない呪いにでもかかっているのか描いてはみるものの、いつも歪んでしまい、描き終わるとなんだか嫌ぁな気分になります。
それがたとえ何かの模写であってもよく見るとバランスがおかしいのです。
決して画力があるというわけではないですが、どちらかというと斜めから見た顔のほうが多少マシな感じがします。
せっかく液タブ買ったんだしニガテなものにも挑戦してみよう
液タブとCLIP STUDIO PAINTに慣れる練習の一環としても苦手な正面絵に挑戦してみたいと思います。
まずは下書きからやっていこうと思います。
アタリを取って大まかに描いていきますが・・・
なんだかよく分からないクリーチャーが誕生しました・・・
夜中ふと目を覚ましてコイツが目の前にいたら失禁もんです。
ここでめげずにこの下書きをもとにGペンでペン入れしていこうと思います。
(今思うと何故この下書きでやろうと思ったか謎です)
・・・。
何にも考えないで描くと性別不明の何とも言えない人物になることが今回の試行でわかりました。
良く言えば味がある絵、
悪く言えばクソみたいなクソ・・・
なんですが、自分的にはあのクリーチャーからよくここまでリカバーしたなと、ちょっと自分を褒めてやりたい気持ちになったのは内緒です。
男性の正面絵を描いてみよう
習作1号ちゃんの反省点を考慮して、また新たに下描きから始めて行きたいと思います。
次は、
- 男性を描くことを意識する
- 下描きをもっとしっかりする
以上のことを意識して描いていきたいと思います。
ここで「下書きレイヤー」なるものの存在を知り、使ってみることにしました。
習作1号ちゃんの下描きに比べればマシな気がします。
描いてて思ったのですがデジタルの場合、キャンバスの反転がすぐにできてバランスを確認したりするのが楽ですね。
「左右反転」のショートカットは初期設定では設定されていないのでキーボードで空いている「Q」に設定しました。
同様に「反転・回転のリセット」のショートカットを「1」に設定しました。
そしてバランスの修正には「選択範囲ツール」が役に立ちます。
例えば目の位置をちょっと下に下げたければ選択範囲で両目を囲って移動させてやれば描きなおす必要もないですし、大きさなども自由に変えられます。
そしてペン入れしたのがこちらです。
男性を意識して描いたつもりですが、なんともフェミニンな習作2号くんが出来ました。
顔のパーツを左右対称にすることに気を取られてすぎて、首から下のバランスがおかしいことに気が付きませんでした。(首長すぎだろ、どう見ても・・・)
いかに左右対称に描けていないかは反転させるとよく分かります。
(顔も微妙に傾いてるし・・・)
そもそも下描きの時点で一番最初に描く基準線の横線と縦線の段階からすでに歪んでいるような気がします。
その問題点を次回ではマシンの力を使って解決していこうと思います。
次回
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
【最近気づいたこと】
クリップスタジオでキーボードのTabキーを押すとウインドウが全部閉じられてキャンバスだけの表示になって作業領域が広くなる。
またTabキーを押すとウインドウが復活する。