CLIP STUDIOと液晶タブレット買ったけど使いこなせるのかこれ

CLIP STUDIOと液晶タブレット買ったけど使いこなせるのかこれ

Yosihino_Kimiharu 略してYOKIです。デジタルで絵を描いてみようと思います。

CLIP STUDIO PAINTと液晶タブレットを購入し、二ヵ月使ってみて思ったこと

CLIP STUDIO PAINTワコムの液晶タブレットを買ってから二ヵ月が経ちました。

僕にしてみれば二つ合わせて十万円を超える高価な買い物だったので、無駄にしたくないという思いもあってかこれまでイラストを何点か描いてきました。

ペンタブレットを使って描く」ということ自体初めての体験だったので最初の方は戸惑いましたが試行回数を重ねるうちに徐々に慣れてきたところはあると思います。

 

今回は液晶タブレットを二ヵ月使ってみて感じたアナログとの違いについていくつか気付いたことがありますのでそのことについて書いてみたいと思います。

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アナログと比べてめんどくさいことが少なくなった。

僕の場合、これまで日常的に頻繁に絵を描いてきたというわけではありませんでした。

今までは年に1~2回ほど「絵が描きたい!!!」と衝動的に思うことがあり、その発作が来た時だけ何枚か絵を描いてあとはペンと紙に触れることすらしませんでした。

 

なぜ日常的に描かないのか?理由はめんどくさいからだと思います。

 

まず、道具を用意するのがめんどくさい。

僕の場合、アナログで絵を描いていた時(主に鉛筆画)に使っていた道具は

  • A4のコピー用紙もしくはスケッチブック
  • 鉛筆(種類はH、3B、4B、HBなど)
  • 消しゴム(三種類の大きさのものを使用)
  • つけペン(主にGペン。近所の本屋で売ってた)
  • インク
  • 指先を切り取った軍手(手の油脂が紙につくと鉛筆などの塗料が紙にのりにくくなるため)

などでした。

それらを用意して片づけるのがめんどくさかったのだと思います。

 

デジタルの場合は定位置配置で片づけいらず

僕の場合デスクトップPCを使って作業していますのでいちいち出したり片づけたりすることはありません。液晶タブレットもいつも定位置に置いています。

 懸念されるのはペンがどこかへいって右往左往して探し回ることですか今のところそんなことも起きてはいないです。

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描くのがめんどくさい

当然ですが鉛筆で一本線を引くだけでもたくさんの工程が絡みます。

一発で思い通りの線が引けるわけではないので何度も描いては消し、描いては消しの工程を繰り返します。

  1. 線を引く(思い通りの線が一発で引ければまた次の線を引きます)
  2. 描いた線が気に入らないから線を消す為に鉛筆から消しゴムに持ち替える。(たまにあれ?消しゴムどこ~ってなります)
  3. 消しゴムでゴシゴシこすって消す(たまに余計なところまで消し過ぎて「あ~~~」ってなる)
  4. 消しゴムのカスを払う(クイックルワイパーハンディ的なものでササっと払います)
  5. 消しゴムを鉛筆に持ち替える
  6. 最初に戻る

細かく書きましたが、これだけの工程数を繰り返して出来上がった絵が必ずしも満足がいくものだとは限らないのです。

 

 ショートカットでペン持ち替えいらず

利き手以外でのショートカットキーの操作で、いちいちペンから消しゴムに持ち替えるような必要はありませんし、「戻る」のショートカットでいち工程戻れるので失敗しても気軽に取り消せるので気が楽です。

デジタルなので当然紙に手の油脂が付いたり、消しゴムのカスで部屋が汚れるなんて心配もいりません。

 

「消す」という作業がとにかく楽だということ。

アナログで描く場合(主に鉛筆画)では高い筆圧で描いた部分は消しゴムでゴシゴシやってもうまく消えないし、あまり力を入れてゴシゴシこすると紙が破れることもあるので破れないように消し過ぎないように、なおかつきれいに消せるように細心の注意を払っていましたが、デジタルの場合はその心配がなくなりました。

 

お金にならないものに労力を使うことがめんどくさい

僕はプロの絵かきさんではありませんので絵を何枚描こうが一円にもなりません。(そもそもお金が取れるような絵は描けません)

アナログで描いていた時は人に見せたり、ましてやネット上で公開するなんてことはしなかったので「自己顕示欲~」とか「承認欲求~」みたいなものが満たされることはありませんでした。

ただ、たまに訪れる「なんか描かないとムズムズする」という衝動的な感情を抑えるために描いていたと思います。

一生懸命描いたところですべて自己満足の世界でした。

それにアナログの場合はデジタルと違って気軽に書き出したファイルをアップするということはできずにスキャナでPCに取り込んだり、デジカメや携帯のカメラで撮った後、トリミングしたりしてとめんどくさいことが多かったです。

 ネットにアップして不特定多数の人に見てもらうということ。

そもそもこのブログを始めた動機はせっかく買ったCLIP STUDIO PAINTと液晶タブレットを使うモチベーションを維持するためと、初心者の心情や初心者ならではの気づきは初心者の時にしか書けないんじゃないかと思いましてこのブログを書くことにしました。(あと、はてなブログは使ったことなかったので使ってみようかな~なんて軽い気持ちで)

それにこうしてブログに自分の描いたものをアップして不特定多数の方々に見ていただくことで僕の中の「自己顕示欲~」とか「承認欲求~」みたいなものがある程度は満たされているということもまるっきり否定はできません。

今こうしてこのブログをご覧いただいている皆さんの人生の大事な時間の一部をシェアしていただいているということは本当にありがたいことだと思っています。

大事な時間を使っていただいて、ありがとうございます

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どうしても抜けきらない「取り返しのつかないこと」に対しての恐れ。

アナログで絵を描いているときは思いっきり描くことを躊躇(ちゅうちょ)していたような気がします。

「この線を失敗したら取り返しがつかないぞ」

「この部分を消しゴムで消してから描きなおして、描きなおし前よりひどくなったらどうしよう・・・」

とかです。

ある程度の緊張感を持つことはいいことだと思いますがそのために線が委縮してしまうことは好ましくないことだと思います。

その点、デジタルの場合、失敗したときようにコピーを取っておいたり、工程を戻ってやり直したりできるので思いっきりやって失敗してもいくらでもリカバリーできるのですが、まだその恐れを拭うことが出来てないと思います。

ある程度まで作業がすすんでこの後どうしようって時に躊躇して手が止まってしまうことが多いです。

編集ファイルのコピーを取っておいて、コピーを取った時点まで戻れたとしても、「失敗したくない自分」がどこかに居て思い切ったことが出来ないでいます。

 

 

だからといってアナログで出来ていたことがすべてできるというわけではない

アナログのような描き味や質感など、ある程度はデジタルでも表現できますがそのすべてを補えるというわけでもないと思います。

逆にデジタルならではってことも多いのでそこらへんは出来ることと出来ないことのすみわけがあることを理解しておいたほうが良いのかもしれません。

 

まだまだCLIP STUDIO PAINTの機能面に関しては理解が及ばないところもたくさんあるのでこれから少しづつでも勉強出来たらと思っています。

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。