日清カップヌードルCM 「HUNGRY DAYS サザエさん 篇」を見て悔しくて悔しくてたまらなかったことを書く
もうご覧になった方もいらっしゃるでしょうか?
日清のカップヌードルCM 、アオハルシリーズの「HUNGRY DAYS サザエさん 篇」が公開されました。
僕はこのCMのこのシリーズが大好きで今まで魔女の宅急便編やアルプスの少女ハイジ編が公開されるたびにこのブログで感想というか僕の考えを書いてきました。
そしてこの度「HUNGRY DAYS サザエさん 篇」を見てこれまで以上の衝撃を受けたのです。
率直な僕の感想としては
僕「よくも・・・やってくれたなあ・・・」
僕「よくも・・・ぼくを・・・」
僕「よくもぼくをォ!!だましたなァ!!」(だれもだましてない)
僕「よくもだましたアアアア!!だましてくれたなアアアアア!!」(だからだれもだましてないって)
でした。
なんというか完全に裏をかかれたというか僕の予想の斜め上をいっていたからです。
ですのでなんだか「だまされた!」って気持ちになってしまいました。
(決してこの茶番がやりたかったからというわけではありません。けっして・・・)
不可逆だと思い込んでた大人からの青春
今回の主役はサザエさんです。(マスオさんと言った方が正しいのかも)
CMの舞台は現代の日本の高校。日本国民で知らない人はいないだろうというこのキャラクターを漫画家・イラストレーターの窪之内英策さんのキャラクターデザインで「もしサザエさんとマスオさんが高校生だったら?」という設定で再構築したアニメーションで、アオハル(青春)がメインコンセプトになっています。
これまでの魔女の宅急便編やアルプスの少女ハイジ編も賛否両論ありはしたものの「ネットがざわつく」という点で僕個人的には広告戦略としては成功しているんじゃないかと思います。
今回のサザエさん編も類にもれずネットはざわつくと思いますし、素晴らしい出来だと思います。(僕の心もざわついています)
素晴らしいがゆえに悔しい。(だが、それでいい)
何故悔しいかと申しますと前回のアルプスの少女ハイジ編について以前このブログで書いた時に僕はこういうことを書いていました。
あのCMにハマるキャラクターにはいろいろと条件があって、
- 日本国民に広く認知されているキャラクターである
- 絵柄や年齢を変えてもそのキャラクターだと認識できる象徴的な部分がある
- 恋愛対象になりそうな異性のキャラクターがいる
- 高校生に成長可能なキャラクターである。(既に大人だったり高校生のキャラはむずかしい)
- 権利関係をクリアできる
てなかんじです。
これまでの魔女の宅急便編とアルプスの少女ハイジ編では少女であった主要キャラクターを高校生に成長させて・・・というパターンでした。
なので上記のような条件を書いていたのです。
サザエさん X マスオさんは完全に予想外でした。
だっては二人はもう既に大人として広く認知されているんですもの。
僕が予想していたのは日本国民に広く認知されているキャラクターとしてサザエさんの中のキャラクターの
カツオくん X 花沢さんでした。
この二人なら子供から高校生に成長可能だからです。
ちょっと変化球気味ですけどこういうのも面白いんじゃないかなって思っていました。
この予想を見事に裏切ってのド直球フォークのようなサザエさんとマスオさん・・・
ホントに悔しいったらないです!
青春=乙女の淡い恋心 ですよね?
それに今までは魔女のキキとかハイジが主役だったでしょう?
「乙女の淡い恋心」が柱というか主題としてあったんじゃないの?
それをイキナリ男性のマスオさんの方にフォーカスをあてて・・・
「男(をのこ)の淡い恋心」に主題が切り替わっているし!!!
全くの予想外で悔しいです!!!
確かに恋愛は乙女(おとめ)だけのものではなく、男(をのこ)にもあってしかるべきもの。
でも、サザエさんが恋心に揺れるさまも見たかったですけどね。
あと、補足ですが原作の漫画の方ではサザエさんとマスオさんはお見合い結婚だそうです。
お見合いした場所はデパートの最上階のレストランなんですって。
サザエさんのキャラデザについて
それと悔しいというか見事なのが窪之内英策さんのサザエさんのキャラクターデザインです。
サザエさんには誰もがひと目でサザエさんだと分かる象徴的な部分があります。
それがあの特殊な髪型です。
どんなに適当に描いてもあの髪型さえ描いておけば「ああ、この人はサザエさんを描こうとしているんだろうな」と分かってもらえる強力なものです。
それをあえて強調せず、あくまでさりげなく、よく見れば「ああ例のあの髪型ね」と分かるようなデザイン。
まるでアゴ先を鋭いフックでかすめて脳味噌を揺らしてダウンさせるようなキャラデザ。
お見事!と言わざるを得ません。
僕の見たいアオハル
でもですよ。
こんなことが許されるならもうなんでもありじゃないですか?
無理に「少女から大人へ」というしばりを設定しないでいいのなら何でもできちゃうじゃないですか。
だったらですよ?
このシリーズの次があるのなら僕は声を大にして言いたい!
「女子高生のメーテル(銀河鉄道999)が見たーーーい!!!」
「女子高生のメーテルと劇場版のイケメンの鉄郎との恋愛模様が見たーーーーい!!!」
と。
アオハルシリーズまだあるのかな?
あるならぜひ上記の設定でお願いしたいです。
でも日本国民に幅広く認知されたキャラという点では銀河鉄道999のキャラはちょっと弱いかな?と思います。
世代が上の方の人たちはみんな知っているでしょうけど今の高校生たちからしたらいまいちピンと来ないかもしれませんね。
見てみたい気持ちがスパークして女子高生メーテルを描いてみました。
※ちょっと大きめの画像を貼ろうとしたんですけどいつまでたっても「アップロード中」のままでらちがあかないのでpixivの方のリンクも貼っておきますのでよろしければご覧になってください。
【メーテル】「女子高生メーテル」イラスト/YOKI [pixiv]
今回で終わりのような気がするアオハル
でも僕の勝手な予想だともうこのシリーズは今回で三作目なので三部作ということで終わりなのかもしれません。
CM中に前作と前々作の魔女の宅急便編のキャラやアルプスの少女ハイジ編のキャラが出てきてますし(厳密に言うとハイジ編の時にキキはちょこっと登場しています)、CMの最後は白猫のタマで終わっています。
実はこのシリーズの一番初めの魔女の宅急便編の30秒バージョンの冒頭には黒猫のジジが出てきています。
黒猫で始まって白猫で終わる。っていうのもなんだかにくい演出のような気がしますね。(あくまで僕の勝手な想像ですけど)
最後に
とにかく僕の心が今回のアオハルでもざわついたのでこの記事を書きました。
このシリーズ、僕個人としては大好きなので第四弾も期待したいのですがサザエさん以上に日本国民老若男女に認知されているキャラと言えばもうドラえもんのキャラくらいしか思い浮かびません。
のび太君としずかちゃんのアオハルもいいかもしれませんがなんというかもうベタすぎてインパクトに欠ける部分があるのは否めないと思います。
それともまた人々の予想の斜め上を行くようなものを出してくるのか・・・
ちょっとだけ期待しつつ次を待ちたいと思います。
うーん、この記事を書くために何度もCMを見たので久しぶりにカップヌードルが食べたくなってきました。
ご覧いただいてありがとうございました。