CLIP STUDIOと液晶タブレット買ったけど使いこなせるのかこれ

CLIP STUDIOと液晶タブレット買ったけど使いこなせるのかこれ

Yosihino_Kimiharu 略してYOKIです。デジタルで絵を描いてみようと思います。

5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック 8本目

まずは前回の反省からやろうと思います。

 

【前回 7本目】

yoshino-kimiharu.hatenablog.com

  • また画像を反転させての確認を怠っていた。
  • 色ごとにレイヤーを分けるとレイヤーがどんどん増える。管理を怠らないように。
  • 人物の周りにさりげなくかわいい小物を描きたかったが僕にはそういう才能が壊滅的に無い。
  • 個人的には好きな絵柄なのでまたこういうのにチャレンジしてみたい。

以上が前回の反省点でした。(他にご指摘などしていただければ幸いです)

 

というわけで5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック8本目をやっていきたいと思います。

 

5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック とは

  • 5分間ドローイング100日チャレンジで描いた下絵をひとつピックアップ。
  • バランスなどの再調整を行う。
  • 再調整した下絵から線画を作成。
  • その線画に着色してカラーイラストにする。
  • 100回やる。

 

ということをクリップスタジオと液晶タブレットを使って行うチャレンジです。

 

今回はテーマとして以前もやった「修正の難しい下絵は二次元キャラクター風にアレンジして消費しよう」ということと

「やっぱり線画から描く」ということをテーマに決めてみようと思います。

 

 

 

【下絵のピックアップ】

 

5分間ドローイング100日チャレンジ 29日目 の2枚目です。

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これを修正して塗ってみたいと思います。

 

 【ラフ画】

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キャラクターっぽくアレンジしたラフを描きました。

 

【線画】

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ラフをもとに線画を描きました。

今回は試しに「リアルGペン」で描いてみましたが塗りつぶすす際に線の境界に細かい塗り残しがたくさん出るのであまりカラーイラストの線画には向いていないのかもです。

線画までが約40分です。

 

 

【人物のシルエットを作成する】

 

僕はこういう人物を塗るときにはこれまで全身のシルエットをあらかじめ作っていました。

塗る領域をあらかじめ確保しておけば後で選択範囲をとったりクリッピングマスクなりすれば線画からはみ出さないで済みますし、仕上げで効果を入れるときも役に立ちます。

これまでは線画を描いたあとで線画の下に塗りレイヤーを置いて塗りつぶしツールの「他レイヤーを参照」で色を流し込んでいました。

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色を流し込んだ後は線画の境界部分(アンチエリアス)に色が入っていないことが多いので同じく塗りつぶしツールの「囲って塗る」で色が入っていないところを探して塗りつぶしていました。

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でも今回そんな面倒な工程をかなり省略できる方法を見つけたので紹介したいと思います。

 

そんなにもったいぶるほどのことでもないので結論から言うと外側から塗ればよかったのです。

まず、線画下に別レイヤーを用意して線画の外側を塗りつぶします。

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この時に線画のアンチエリアス部分に塗り残しがないか、色が入っていないところが無いかチェックします。

内側の細かいところをチェックして回るよりはかなり楽です。

 

外側が塗り終わったらそのレイヤーの選択範囲を取ります。

そして選択範囲を反転させて別レイヤーに線画の内側を塗りつぶせば人物のシルエットが完成です。

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髪の毛の細かいところなどのチェックをいちいちしなくていいので工程としてかなり省略されると思います。

 

【背景を用意します】

キャラクターのシルエットまで出来たら先に背景を用意しようと思います。

いつぞやの反省から先に背景を用意して全体のイメージをつかみながら塗っていきたいと思います。

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消失点を設定したパース定規にグリッドさせて適当にアウトラインを取っていきます。

この工程だけはベクターレイヤーを使います。

アウトラインのレイヤーの下に塗りレイヤーを用意して適当に塗りつぶした後で適当に油彩ブラシで色を足していきます。

最後はボカシかけますから大まかでいいと思います。

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奥行きを表現するために背景は2種類のボカシを用意します。

今回は強めのボカシがガウスぼかし(60)で

弱めのぼかしがガウスぼかし(30)です。

 

奥に行くほどボケ足が出るように弱めのボカシを上にしてレイヤーマスクでグラデーションかけて表示させます。(描画色から透明色)

 

分かりやすいように下に黒で塗りつぶしたレイヤーを重ねてみました。

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奥に行くほど弱めのボカシは表示されなくなり下のボカシ強めが表示されるようになります。

緑の部分をエアブラシの「にじみスプレー」で適当に描いたあとで同様にボカシて背景の完成です。

 

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背景は40分かかりました。

今回はこの背景を常に表示させて人物を塗っていこうと思います。

 

【塗り始めて1時間経過】

 

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髪の毛から塗っていますが今回も事前に色を決めてから塗っています。(あとでちょこちょこ変更はしますけど・・・)

 いろいろ試行錯誤しながら塗っています。

 

 【塗り始めて2時間経過】

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ようやく髪の毛が一段落して顔を塗り始めたところです。

 

【塗り始めて3時間経過】 

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服を塗り始めています。

今回は新しく消し方として「透明色で消す」ということを試してします。

透明色を選択することでブラシやペンの質感で消すことが出来てグラデーションのつけ方に幅が出てきたと思います。

 

 

【完成しました】

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途中で気が変わって背景の緑を桜にしてみました。

 

今回の作業時間は線画までが40分。

背景が40分。

人物・キャラクターが6時間くらいと全部で7時間以上かかりました。

 

表示レイヤーは

人物・キャラクターが34.

背景が7

そして一番上に合成モード「オーバーレイ」のグラデーションレイヤーひとつです。

 

回を重ねるごとに増えていく作業時間とレイヤー・・・

何が正解かはまだ分かりませんがクリップスタジオと液晶タブレットを使いこなせる日が来るまで精進したいと思います。

 

ご覧いただいてありがとうございました。