CLIP STUDIOと液晶タブレット買ったけど使いこなせるのかこれ

CLIP STUDIOと液晶タブレット買ったけど使いこなせるのかこれ

Yosihino_Kimiharu 略してYOKIです。デジタルで絵を描いてみようと思います。

5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック 15本目

 はじめに

「5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック」とは5分間ドローイングで描いた絵を下絵にしてそれをカラーイラストに仕上げていこうという企画です。

その最たる目的はカラーイラスト作成の習慣化ということがあります。

とにかく一日10分でもいいので習慣化しようといろいろ工夫した結果「あまり複雑なことはせずにシンプルにやろう」ということになりました。

そしてただいま絶賛「髪の毛を詳細に塗るのも描くのもイヤイヤ期」なんでそこらへんは特にシンプルにしようと思います。

まあ、それらのかいあってか前回に比べて早めの更新ができました。

 

それと今回は毛色を変えていつぞやもやった「2次元キャラ風にアレンジ」でやってみました。

では始めたいと思います。

 

下絵のピックアップ

5分間ドローイングのまとめのときに描いた一枚です。

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今回はこれをもとにがんばってみようと思います。

 

ラフ

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バランスを整えて・・・

 

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2次キャラ風にアレンジしました。

普段からこの手の絵はあまり描きなれてないので難しいですね。

なんかいつも描いている絵とベクトルが違う気がしますし、受け取り手に対しての記号としての認識のさせ方が違う気がします。

話はちょっと飛びますが、

特に我々日本人は今のシルバー世代は除いて物心ついたときからアニメとか漫画に触れてきたナチュラルボーンな2次元キャラクター視聴者だと思います。

ある意味そういったデフォルメに対して英才教育を受けているようなものだと思うのです。

なので皆、大なり小なり「気持ちのいいデフォルメの方向性」というものを持っているのではないかなと思います。(ここまでぜーんぶ僕の勝手な憶測ですけど)

アメリカとか海外のキャラクターがどうも受け入れがたかったりするのはそういう一面もあるのではないのかなと思います。

 

 

話をもどして今回のような2次キャラ風にアレンジするのはそういった「気持ちのいいデフォルメ」に対する探究と、たまには違うベクトルの作品を作るのもいいかと思ってやっています。(本音をいうと、こういう絵柄は塗るのが楽そうだからということもありますけど)

 

そしてもうひとつ。

今回ラフの段階から意識した点は主に顔のパーツに関してですが「つじつまを合わせる」ということです。

実線として描いてはいませんが「眉頭から鼻筋がカーブして伸びると鼻の頭はここらへんかな」とか多少のデフォルメはしつつもそこらへんのつじつまを合わせて説得力を持たせられないか試してみました。

 

線画です。

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今回は最初にベクターレイヤーでラフから線を拾ってからそれをラスタライズしてラスターレイヤーに変換してから線をクリンナップしました。

ベクターレイヤーは「交点消去」など便利なんですが、いかんせん細かな調整が難しい印象があります。

ベクターレイヤーだけでは線が単調で大味な感じがして生々しさに欠けると思うのです。(※個人の感想です)

イラレのようにパスのアウトラインなど取れないので制御点の操作よりラスタライズしたほうが個人的には楽ですね。

 

完成です。

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やってるとだんだん欲が出てきて「関節のところに赤みのボカシを入れてみよう」とかいろいろと余計なことをしたくなってきますが、なるべくシンプルにという方針を守ってやめておきました。

あと、ついつい髪の毛を詳細に描いてしまいそうになりますがドツボにはまりそうなんでまたの機会に。

 

ご覧いただいてありがとうございました。