あえて粗さを残すことでアナログ感を出すことを意識した水彩タッチのイラスト
僕の場合、クリップスタジオで描画の際にいつも使うペンツールは「リアルGペン」がほとんどなのですが、たまにはいつもとは違ったこともしたくなり、「リアルGペン」は封印して今回は水彩ブラシをメインにイラスト描いてみたいと思いました。
というわけで、今回のイラストはこちらです。
今回も最初から最後の工程まで全部クリップスタジオで描きましたが、意識したことはデジタル特有の「硬さ」をできるだけ出さずに「手描き感やアナログ感」を出すということでした。
ですので水彩ブラシで「にじみ」が出やすいものを使ったり、後ろに配置してある花もちょいちょいとラフな感じで描いて適当に彩色しています。
水彩タッチのイラストに関しては、以前も同じようなことをやったことがあるので、今回は楽勝だろうと思っていましたが、前回のアップから時間がたっていたので、どういう工程を踏んだのかすっかり忘れてました・・・
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
いつも行き当たりばったりでやっているので、今回は忘れないようにポイントをメモしとこうと思います。以前もブランクが開いて久しぶりにクリップスタジオを触るときにショートカットを忘れて困ったことがあって、その時に自分がまとめた記事を読み返して事なきを得たことがあります。
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
やっぱりメモは大事だなと思います。
今回もご覧いただいてありがとうございました。
【今回の個人的ポイントメモ】
- ブラシは主に水彩ブラシで線画は「SAI風厚塗りにじみブラシ」(ダウンロードブラシ)の筆圧高目で。着色は「にじみ線水彩」、「SAI風厚塗りにじみブラシ(筆圧弱め)」、たまに「水多め」ブラシを。
- 制服の着色で明るいところは色を足すのではなく、ベース色の明るい色を残すかんじで。
- チークだけは別レイヤーで彩色したほうが位置調整やぼかしのボケ足の調整が楽。
- レイヤー最上段に単色パターン素材内の「テクスチャ」の「粗目」をレイヤーモード「オーバーレイ」(60%)で二つ配置。テクスチャを重ねると暗くなるので人物はマスク処理でぼかしつつ消しメリハリをつける。
- 髪の隙間から見える草花を忘れがちなので注意。
- もうちょっとシンプルでもよかったかも。欲を出して加筆し過ぎるとくどくなる。