ノールックやけくそ塗り(本編)
前回
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
ノールックやけくそ塗りとは
ノールック(講座やTIPSは見ないで)やけくそ(自分の思うがままの方法で思いっきり)塗り
ということです。
前回までマスクのことについてさんざん回りくどく書いてきましたが、今回からやっと色塗り作業に入りたいと思います。
今回自分に課したテーマがあります。それが
レイヤー数をなるべく少なく抑える
ということです。
できれば背景、線画、人物、の三つのレイヤーで済ませたいと思います。
ヘタをしたら髪レイヤー、目レイヤー、顔レイヤー、ネクタイレイヤーと各パースごとのレイヤーを作って、どんどん増えていってしまいそうだからです。
決してレイヤーが増えることが間違いだということはないのですが今回は少ないレイヤー数で挑戦してみたいと思います。
まずは背景から
まずは背景から描いていきたいと思います。
イメージとしてはビルというかそんな建物です。
上記画像はパース定規を使い一点透視図法で消失点を一か所設定したのち、色とブラシサイズを適当に変えながら適当に線を引いた物をフィルターのガウスぼかしでぼかしたものです。
パース定規に関しては全くわけが分からなったのですが、パース定規の回でしっかり調べておいたのが役に立ちました。
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なお、ガウスぼかしを繰り返しかけていると画素が分散して全体的に薄くなるのでレイヤーを複製して統合すればある程度の濃度を保てます。
次に人物を塗る前に全体の選択範囲を取っておこうと思います
華麗なる高速手のひら返し。クイックマスク
人物の塗りに入る前に人物全体(シルエット)の選択範囲を取っておこうと思いました。
現在の線画の状態では線の部分以外は「透明」の状態なので線の部分しか選択範囲が取れません。
塗り残しなどで背景が透けないように人物のシルエット全体を塗りつぶせるように選択範囲を取る必要があると思ったのです。
ん?この方法は・・・
そうです、前回「使い道ない」とかさんざんこきおろした「クイックマスク」です・・・
選択範囲を取るときに線画のレイヤーの複製を取ってそのレイヤーの線画内を塗りつぶす方法も考えたのですが、実際やってみると細かい塗り残しがあちらこちらに出来、能率も悪いのでクイックマスクで選択範囲の投げ縄ツールを使ってざくざく選択範囲を取っていく方が楽でした。
この時は拡大して線画の部分をなぞって選択範囲を取っていましたが、あとから考えると最初に線画全体を余り気味に大きく囲うように選択して、あとは線画の外側に沿って要らないところを削って消していく方が塗り残しもなく楽だということに気が付きました。あなどっててごめんクイックマスク。
選択範囲が取れたら新規レイヤーを作成して選択範囲を塗りつぶします。
そして線画レイヤーを複製したものとレイヤーを統合させます。
これで線画の内側がすべて塗りつぶされた人物のシルエットが出来ました。
ここでもうひと手間加えて上記のシルエットのレイヤーのサムネイルをCtrlキー押しながらクリックして選択範囲を作り、上部メニューの「選択範囲」から「選択範囲の縮小」を選び2px(ピクセル)ほど縮小さてから新規レイヤーを作ってそのレイヤーで選択範囲を塗りつぶしておきます。
これでもうひとつ、シルエットから2pxほど縮小させたシルエットが完成です。
ここで間違いのないようにこのレイヤーだけは「-2px」と名前を変えておきます。
この-2pxのシルエットが後々役に立ってくるのです。
いよいよ本番、人物塗り
新規レイヤー作成して分かりやすいよう「人物」と名前を変えておきます。
先ほど作った「-2px」のレイヤーから選択範囲を作り、白で塗りつぶしておきます。
そうすると塗り残しなどの隙間から背景が透けることは無いと思います。
それに全体のシルエットからわずか2pxほど縮小してあるので線画から外にはみ出すことは無いのです。
ここで初めて「水彩ブラシ」を使ってみることにしました。
まずは髪の毛から塗ってみようかなと思い、茶色をカラーパレットから選択して塗ってみるのですが・・・
「あれ?色がつかないぞ」
何度もゴシゴシやってみますが一向に色が付かないというか思ってた色より薄い色しか付きません。
「最初に塗りつぶした白色に干渉しているのかな?」と思い、白く塗りつぶしてない場所を塗ってみると色が付きました。
そのあともいろいろやってみますが思ったように色が付かないのです。
「水彩ブラシっていうくらいだから色がまざるのかな?なんか使いにくいなあ」と思ってペンツールのべた塗りペンに変えてみたらそのままの色が付いたのでそのまま塗ってみることに。
おおまかに塗ってみた結果
なんというか、むずかしい・・・
始める前のイメージでは水彩ブラシを使ってすいすい塗るというイメージだったのですが思うようにいきません。
ブラシに関してはまったくの前知識がない無手勝流なので苦戦しています。
次回
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