クリップスタジオ小ネタ。塗りつぶしツール(バケツツール)で塗り残しを防ぐ簡単な方法
はじめに
クリップスタジオペイントを使ってらっしゃる多くの方が塗りつぶしツールを使っていることと思います。
広範囲に一気に着色できて大変便利で僕もよく使っています。
今回ご紹介する小ネタというか小ワザはすべてのシーンで使えるというわけでもないと思いますがハマれば作業時間の短縮なることは間違いないと思います。
塗りつぶしで色が入らないことありますよね
塗りつぶしツールは便利なんですがギザギザしたところとか狭い部分は色が入りにくくて塗り残しがたくさん出ますよね。
たとえばこのような線画レイヤーの下に塗りつぶし用のレイヤーを置いて塗りつぶしツールで線画内を塗りつぶしたとしても・・・
線画レイヤーを非表示にして確認すると、このように色が入りきらない塗り残しがたくさん出てきます。
僕は以前このような塗り残し部分に塗りつぶしツールの「囲って塗る」で塗り残しをつぶしていってたんですが今回の方法ではそんな手間はほとんどありません。
早速方法をご紹介します。
1、先ほどと同様に線画レイヤーの下にひとつ新規でレイヤーを作成します。
このレイヤーをAレイヤーとします。
Aレイヤーに塗りつぶしツールの「他レイヤーを参照」を使って塗りつぶしますが、塗りつぶすのは線画の外側を塗りつぶします。
色はなんでもいいですが塗り残しが分かりやすいビビッドな色がおすすめです。
今回は下記の色で外側を塗りつぶしてみました。
2、狭かったり鋭角な部分にはたまに色が入っていないことがあるので外側をぐるっと見て回って色が入ってないところはペンツールなどでちょいちょいと色を入れましょう。
加えて本来なら色が入らない予定の「ヌキ」の部分にも色を入れておきましょう。
まとめると「色が入らない予定の部分は塗る。色が入る部分は塗らない」ということになります。
3、外側がしっかり塗りつぶせましたらAレイヤーの塗りつぶしている部分の選択範囲を作成します。
選択範囲の作成方法はなんでもいいのですが僕はレイヤーパレットのサムネイル部分を「Ctrlキー」を押したままクリックでやっています。(個人的に一番楽)
選択範囲ができましたらその選択範囲を反転させます。
選択範囲を反転させる方法は上部メニューの「選択範囲」から「選択範囲を反転」を選択してください。(僕はこの作業は頻繁につかうのでショートカットキーを設定しています)
4、選択範囲の反転までできましたら次にまた新しくレイヤーを作成します。
このレイヤーをBレイヤーとします。
このBレイヤーを作るタイミングはいつでもいいです。できれば線画レイヤーの下に作ると良いですね。
そしてこのBレイヤーに先ほど反転させた選択範囲内をお好きな色で塗りつぶします。
念のため線画の外側をぐるっと見て回って線画から色がはみ出していれば消しゴムツールなどで消してしまえば塗りつぶしの完成です。
Aレイヤーはもういらないので捨てるか非表示にしましょう。
内側は塗り残しなしでしっかり塗れています。
さいごに
いかがだったでしょうか。
僕としてはこの塗り方にしてから塗りつぶしの作業が格段に楽になったと思います。
こういった塗り領域を確保したレイヤーはひとつ作っておけばクリッピングマスクや透明ピクセルをロックなどではみ出さずに塗れたりするのでとても便利なのです。
僕はいつも必ず作るようにしています。
また「この方法よりももっといい方法があるよ」ってかたがいらっしゃいましたらブコメやコメント蘭で教えていただければ幸いです。
ではたのしいクリスタライフを!
ご覧いただいてありがとうございました。
僕がよく使うショートカットについてはこちらをご参照ください。
yoshino-kimiharu.hatenablog.com