アナログで未完だったものをデジタルで完成させてみる
投げ出したアナログ絵
フォルダをあさっていたら昔アナログで描いてスキャンしたものを見つけました。
メモを見ると2012年に描いたものらしいです。(こういった昔描いたアナログ絵を晒すのはホントに恥ずかしいんですが・・・)
おそらく頭の部分はリボンか花か何か描こうと思ってけどメンドくさくなってやめたんだと思います。
今回は5年前に中途半端で終わってしまった想いを昇華させるためにもこの絵を下絵にしてクリップスタジオと液晶タブレットを使ってイラストを描いてみようかなと思い立ちました。
前回は階調のはっきりした線と塗りつぶしを多用したイラストを描いたので今回は逆に塗りつぶしはなるべく使わないで水彩ブラシをメインに使ってなるべく淡い感じで描いてみようと思います。
なので今回のテーマは「淡い感じ」と「キャラを花で飾る」です。
テーマからしてなんかボヤッとした感じですがチャレンジしてみようと思います。
線画抽出と下絵の調整
まずは線画抽出しようと思います。
線画抽出に関してはこの回でやりましたのでもう慣れたもんです。
とはいえレベル補正での調整は何度かやってみないと思った通りになりませんが・・・
線画抽出をしたら元絵のバランスが悪いので線画を整えていきたいと思います。
線画抽出のちバランスなどを整えたものがこちらです。
修正・調整した点はざっとこんな感じです。
- 目の位置を左右対象になるように調整
- 目の角度を微妙に調整
- 口の位置を中心にもってくる
- 口と鼻の位置を数ピクセルほど上にあげる
- 顎を上にあげて全体的に小顔にする
- 口を10%ほど縮小
- 両目を10%ほど拡大
これらの修正・調整は選択範囲ツールと変形ツールで簡単に出来るのでこういうところはデジタルならではだなあと思います。
ほんの数ピクセルづつの修正ですがこれをやるとやらないでは仕上がりが大きく変わってくると思います。
制作過程など
今回は顔から塗っていくことにしました。
使用ツールは水彩ブラシの濃い水彩・滑らか水彩・塗り&なじませを主に使っていきます。(僕が他のブラシの特性をまだ十分に理解してないというところもありますが)
今までは髪から塗ってたんですが、顔から塗っていく方が完成へのモチベーションが保てるような気がします。
次にデコレーションブラシで花を飾っていきたいと思います。
デフォルトのブラシに加え、こちらの素材もダウンロードして使わせていただきました。
大きな花を配置することで髪の毛を塗る面積をなるべく小さくしようとなんて決して思ってません。思ってませんから・・・
最後に髪を塗っていきたいと思います。
髪を塗ってて思いましたけど、おそらく途中でやめた理由は髪の毛を描くのがめんどくさかったからではないかと思いました。
なかなか終わらないです。
完成したもの
なんとか頑張って髪の毛を塗って細かい調整をしたのちに完成になります。
おっと、今回のテーマは「淡い感じ」だったのでもう少し淡さ加減を付け加えるために一番上にピンク色で塗りつぶしたレイヤーを用意して合成モード・ピンライト、不透明度34%で設定してみました。
当初は「配色だけで淡い感じを表現できないかなあ」なんて思っていましたけど、塗るのに夢中ですっかり忘れてました。
というわけで髪の毛なんかは別レイヤーで塗っていたので髪の毛の選択範囲を取って別レイヤーで水色に塗りつぶしたものを合成モードをカラーに変更して色合いを変えてみました。
ひと口に「淡い」と言っても光源を意識して淡い感じに見せたり、配色で淡い感じに見せたり、ぼかしを使用して淡い感じに見せたりと手法は様々あると思います。
着地点がぼやっとしてたので淡さ加減をどう表現しようか迷いました。
まあ、技術不足という点も多々あることは否めませんが・・・
今回は以上です。
最後まで見ていただいてありがとうございました。