カップヌードルの新CMハイジ女子高校生編は悪い意味でスベってると思う
カップヌードルのCMでアルプスの少女ハイジが女子高生になったらというのを見ました。
前回の「魔女の宅急便のキキが女子高生になったら?」というのは賛否両論ありますが割とCMとしてはうまくいっている方だと思ったんです。
いろんな意味で。
自分としては結構衝撃をうけてなんだか熱くなってこの記事を書きました。
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
この記事でも書きましたけど魔女の宅急便のキキはちょっと特殊なキャラクターでして、キャラクターの絵柄や年齢を変えてもそのキャラクターだと認識できる象徴的な部分を持っているのです。
魔女の宅急便のキキは
- 赤いリボン
- ほうき
- 黒ワンピース
- 黒猫のジジ
これさえ描いておけばへたくそな僕が描いてもなんとなく魔女の宅急便のキキを描いているんだろうなって分かると思います。
こういう象徴的な部分をもっているキャラクターはけっこうたくさんいると思います。たとえば・・・
とかですね。
でもアルプスの少女ハイジはそんな象徴的な部分がないので年齢や絵柄を変えるとハイジだとは認識しずらいのだと思います。
唯一、象徴的な部分としてハイジ特有の衣装とその配色がありますがそれは子供のハイジならではのものであって「女子高生のハイジ」には持ち越せない部分なんですよね。
そして話はちょっと魔女の宅急便のキキにもどしますけど、あのCMのコンセプトに魔女の宅急便のキキはピッタリすぎるほどぴったりなんです。
あのCMの基本コンセプトは「アオハル(青春)」なんですが若者向けと思わせといて日本国民の多くに認知されてるキャラクターを使うことによって全年齢をターゲットとした戦略だと思います。
あのCMにハマるキャラクターにはいろいろと条件があって、
- 日本国民に広く認知されているキャラクターである
- 絵柄や年齢を変えてもそのキャラクターだと認識できる象徴的な部分がある
- 恋愛対象になりそうな異性のキャラクターがいる
- 高校生に成長可能なキャラクターである。(既に大人だったり高校生のキャラはむずかしい)
- 権利関係をクリアできる
てなかんじです。
上記の条件を魔女の宅急便のキキはすべてクリアしています。
アルプスの少女ハイジは二番目の
- 絵柄や年齢を変えてもそのキャラクターだと認識できる象徴的な部分がある
この点が弱いのでいまいち高校生になったハイジだと分かりづらいのだと思います。
人に聞いても「なんかハイジ感がないよねー」との意見が多いです。
(クララはあの金髪と青い服を高校生としての設定に持ち越せるからクララ感出てると思います)
なんか全く別物っぽくてあまり話題になっていないような気がします。
「魔女の宅急便17歳のキキ」はいい意味でスベってたんですが、高校生のハイジは悪い意味でスベってると思います。
次にこのCMにハマるキャラはなにかと考えたんですが候補としては
くらいですかね。まだあるかもしれませんけど・・・
CMで使うにあたって権利関係なんかもクリアしていかないと思うんですけど、その点で言うと魔女の宅急便は原作の児童小説がありますからジブリではなくそちらの方に許可をとればいいわけで、アルプスの少女ハイジは既にいろんなCMで使われてますからそんなにハードルは高くない印象です。
あと、日本国民のだれもが知っているあのキャラクターで花沢さんの方にフォーカスすれば面白いかも知れませんね。
ご覧いただいてありがとうございました。