5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック 6本目
まずは前回の反省からやろうと思います。
【前回 5本目】
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
- 最終的に線画の色はその周辺の色をスポイトでとって近似値の色をなじませたので線画作業は色を塗り終わってからでもよかったかも。
- 途中で画像を反転させたりしてのバランスの確認をまた忘れてた。
- 指先ツールはまだいろいろ応用が利きそう。
- 服の質感を「木炭」で塗って表現してみたけど見返してみるとイマイチ。
- もうすこし影など描きこんでもよかったのではないかと思う。
- まだまだ手順は定まっていない。かといって同じような手順に固執すると新しい手法が試せなくなるので注意が必要。
- 二次元キャラクター単体だと寂しいので顔の周りに何かアイテムを描きたい気持ちになる。
以上が前回の反省点でした。(他にご指摘などしていただければ幸いです)
というわけで5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック6本目をやっていきたいと思います。
5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック とは
- 5分間ドローイング100日チャレンジで描いた下絵をひとつピックアップ。
- バランスなどの再調整を行う。
- 再調整した下絵から線画を作成。
- その線画に着色してカラーイラストにする。
- 100回やる。
というチャレンジです。
前回やってみて分かったことですが「修正が難しい下絵は二次元のキャラクターっぽくアレンジしてどんどん消費しよう」ということで前回に引き続きキャラクター風に線画をアレンジしてみたいと思います。
そして今回テーマとして「なるべく普段の自分の絵柄からかけ離れたものを描いてみよう」ということを念頭にやってみようと思います。
【下絵のピックアップ】
5分間ドローイング100日チャレンジ 62日目の三枚目です。
これを二次元キャラクター風にアレンジしようと思います。
ラフ画
普段描かないような絵柄で描いてみました。
線画
今回の線画はシンプルに。
ベース色を流し込む区分けのためだけって感じです。
【塗り始めて一時間経過】
髪の毛から塗っています。
別レイヤーに赤い線で髪のハイライトのアタリをとっています。
あまり計画性がないです。
【塗り始めて二時間経過】
顔まで塗り終わりました。
今回は塗りつつ線画も描きつつと、塗りと線画を同じレイヤーに描いています。
これから身体を塗っていくわけですが、今回は「セーターの質感」をなんとか表現できないかといろいろと実験してみました。
左上に書いてある「スプレーでノイズ」とは細かい粒子のスプレーで塗った後ぼかしガウスをかけて質感を表現できないかということを思いついたので忘れないようにメモしていました。
【塗り始めて三時間経過】
セーターの影部分は別に乗算レイヤーを用意して塗っています。
上記の影はあまりうまくいってませんので結局ボツにしました。
【背景を用意する】
今回背景はパース定規を使って簡単に描いてみました。
所要時間はだいたい20分くらいだと思います。
パース定規にスナップさせて塗ると塗る方向が均一になるので背景のような無機質の物を塗るのには適していると思います。
パース定規については割と最初のころに勉強したんですが、すっかり忘れていたので自分で書いた過去記事を見かえして思い出しました。
こういう時にブログやっていると便利だなと思います。
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
【背景と人物を合わせて完成です】
今回は線画までが40分くらい。
人物の塗りが4時間くらい。
背景が20分くらいで全部で5時間くらいはかかったと思います。
いろいろ試行錯誤しながらやったのでいつも以上に時間がかかりました。
でもまあ時間がかかることは別に悪いことではないと思います。
表示レイヤーは結合前の人物が18。
背景は2。(レイヤーを複製してボケ足の異なるものを用意し、レイヤーマスクでボケ深度の奥行を調整しています)
そして統一感を出すためにレイヤーの最上部にグラデーションで塗りつぶしたレイヤーを合成モード除算・透明度15%で表示しています。
レイヤーはほっとくとどんどん増えて後で管理が大変になるのでなるべく増やさないように気をつけたりフォルダにまとめたりしています。
まだいろいろと至らない点はあると思いますし、時間を置いて見ると「もっとこうすればよかった」と思える個所はガンガン出てくると思いますがそれらは次回に生かせればと思います。
つまづきながら、迷いながらですが少しづつでも前進していければと思います。
クリップスタジオと液晶タブレットを使いこなせる日が来るまで精進していきたいと思います。
ご覧いただいてありがとうございました。