CLIP STUDIO PAINT EXと液晶タブレット Cintiq 13HDを買って半年使ってみて思ったこと
気が付けばクリップスタジオと液晶タブレットを購入してから半年が過ぎていました。
よくも半年間飽きずにほぼ毎日使い続けてこれたと思います。
これらを購入したときと同時期に始めたこのブログをやっていなかったらとっくに放り出してホコリをかぶっていたように思います。
それもこれもこのブログを日々楽しみにしていただいていr(いや、楽しみにはしてないだろうな・・・うぬぼれるな自分)
日々、気にかけていただいている皆様のおかげだと思います。
ありがとうございます。
ブログを半年間やってきた雑感などは別に書くとしましてたまにはこのブログのタイトルらしく「CLIP STUDIOと液晶タブレット買って半年たったけど使いこなせてるのかこれ」というテーマで書いてみたいと思います。
- CLIP STUDIO PAINT EXについて
- CLIP STUDIO PAINT EXの機能面について思うこと
- 液晶タブレット Cintiq 13HDについて
- 液晶タブレット Cintiq 13HDの大きさについて思うこと
- 液晶タブレット Cintiq 13HDの機能について思うこと
- 液晶タブレットで使うペンのペン先について
- その他、配置とか立てて使うかどうか
- まとめ
CLIP STUDIO PAINT EXについて
まず、CLIP STUDIO PAINT EXですが機能のほとんどをまだ使いこなせてない状態だと思います。
もっと正確に言うと「自分の身になっていない」という感じです。
というのも今のところメインで使っているのは日々行っている「5分間ドローイング」で使うペンツールと簡単なイラストを描いたりするくらいなのでそんなに多くの機能は使っていないと思います。
一応使い始めのころにどんな機能があるか一通り試してはみたんですが一回か二回使ったくらいではまたマニュアルを見ないと使えない状態なので身になっていないといえると思います。
使用頻度の高いツールとしてはペンツール、塗りつぶしツールでしょうか。
拡大縮小、反転、回転、移動、アンドゥ、リドゥ、保存、書き出し、選択範囲の選択・解除などは左手のキーボード操作でのショートカットを使っています。
使っていてホントに便利だなーと思うのはキーボードのショートカットの「修飾キー」です。
修飾キーとはどんなものかと簡単に言っちゃいますとキーボードのショートカットを設定したキーを押しているあいだだけ一時的にそのツールになってキーを放すと押す前のツールに戻るというものです。
例えばペンツールから消しゴムツールなんて頻繁に切り替えが必要になるものだと思いますが僕は消しゴムツールのショートカットキーをキーボードの「E」に設定していて、基本的にペンツールで描いていて消したい箇所が出たときキーボードのEを押しっぱなしにして消しゴムツールに切り替えて消し終わったらキーを放してペンツールに戻るといった方法を取っています。
とにかくペンを持ち替えたりするのがキライです。
ペンのおしりの方を画面につけて使うと消しゴムになりますがそんなめんどくさいことしたくないですね。
ショートカットなど、左手を使って出来ることはなるべく左手を使うように心がけています。
CLIP STUDIO PAINT EXの機能面について思うこと
特に機能面で不満などはありませんがやはりフォトショップなどにくらべると物足りないところは否めないと思います。
特に思ったのがパスツールが欲しいと思いました。
ベジェ曲線がまともに使えればもっと作画の幅が広がるんじゃないかと思います。
ベクターデータもイラレのようなグラデーションマップとかは要らないんでせめてパスツールからアウトラインを取れるくらいできてたら面白いのにと思います。
とにかくCLIP STUDIO PAINT EXは漫画を描くのに特化したソフトだと思います。
まだあんまり使ってないですが漫画のコマ割りがあっという間に出来る機能とか漫画特有の集中線のような効果とかスクリーントーンなどが簡単にできます。
漫画を描いてみたいなあなんて思っている人にとても向いているソフトだと思います。
液晶タブレット Cintiq 13HDについて
そして液晶タブレット Cintiq 13HDについてですが、もっとも重要なポイントを今のところクリアしています。それが・・・
「動作不良など起こしていない」
ということです。
僕の場合プロの絵かきさんというわけではないですから一日中液晶タブレットを使いまわしているわけではありませんので一概には言えませんがたまに初期不良だとか故障したとかいう話を聞いたりしますので心配だったんですけど今のところ問題なく動いてくれています。
あと、使用感についてですが使うにつれ慣れてきたとは思いますが、おそらく紙とペンの描きやすさを超えることはこの先もないと思います。
考えてみれば幼いときに物心ついてからというもの何か描く(書く)時にはいつも紙とペン(いろんな種類の)を使ってきました。
紙という繊維質の固まったものにペン(各種)というものの先から出る液状だったり粉状だったり油の固まったものだったりした塗料を染みこませ、もしくはなすりつけつつ線を引いてきたました。
その行為をこれまで何十年とくりかえしてきましたからポッと出のガラスとプラスチックのペンでは描き味がそれに勝ることはなかなかに難しいのではないかと思います。
それでも人間ですから慣れや順応力などでそれなりに描けるようにはなってくるとは思いますけど時間がかかるのはしょうがないことだと思います。
液晶タブレット Cintiq 13HDの大きさについて思うこと
僕が使っている液晶タブレット Cintiq 13HDはその大きさを分かりやすく説明しますとA4のコピー用紙を横にして縦幅が+3㎝、横幅が+7㎝くらいの大きさです。
それでも実際にペンが反応する作業領域は縦幅では横にしたコピー用紙より5㎝くらい狭く、横幅はコピー用紙のそれとほぼ一緒です。
ですのでのびのびと描けるかというとちょっと疑問符がつきそうな感じです。
一応拡大縮小などして工夫すれば何とでもなるんでしょうけど「ダイナミックに描きたい!」っていう人にはあまりおすすめ出来ないですね。もっと大きいサイズのほうがいいと思います。
今のところの僕の考えでは
置き場所と消費電力と購入コストと接続するパソコンのマシンパワーに問題がなければ液晶タブレットは大きければ大きいほうをおすすめする。
という感じです。
液晶タブレット Cintiq 13HDの機能について思うこと
液タブの機能なんてペン先に反応して描ければいいだけと思われるかもしれません。
ある意味その通りなんですけどタブレット本体にファンクションキーだとかリングキーが機能としてありますのでそのことについてちょっとだけ触れさせていただきます。
結論から言いますと僕の場合に限ってのことですが、
「いろいろ設定してみたけど結局のところ使わなかった」
ということです。
ファンクションキーとリングキーにはいろんなショートカットが設定できるんですけど、使用頻度の高いショートカットキーはキーボードの方に設定してますし、そっちの方が慣れてますからそっちで全部済んでしまうんですね。
わざわざキーボードから左手を放してファンクションキーの方をいじるのがめんどくさいです。
キーボードのショートカットキーを使う時はキーボード本体は見ませんからペン先に意識を集中させ続けることができます。
ですがファンクションキーやリングキーは配置など覚えるまでに至りませんでしたのでノールックで操作ができないというところがあります。
全てのショートカットがファンクションキーとリングキーでまかなえればキーボードを使わないでよかったのかもしれませんけど使うショートカットキーが多かったのでカバーしきれませんでした。
それと僕は使ったことないですけど液晶タブレットによってはタッチバネルが使えるものがあり、液晶タブレットの画面に直接触れて操作出来たりするみたいです.
使ったことないからはっきりとしたことは分かりませんし買えない負け惜しみ的な部分もあるかもしれないですけど、あれってどうなんですかね?あまり使わない気がします。
指二本使って拡大縮小とかやってる動画を見たことありますけどそんなことキーボードのショートカットキーで出来ますし、わざわざペンを持ち替えて、もしくはキーボードから手を放してそんな動作をするほうがめんどくさいと思いますけどね。
液晶タブレットで使うペンのペン先について
購入前に液晶タブレットを買った人のレビューなどを見てみると「ペン先を頻繁に交換する」とか「ペン先がすぐ減る」などということが書かれていたので「ペン先ってそんなに減るものなんだ~」なんて思ってたんですが、今のところ僕が使ってるペンのペン先は購入時とあまり変わっていない気がします。
ペン先がよくすり減る人はよっぽど筆圧が高いのか、一日中何か描いているような人なのでしょうね。
僕にはそんな心配は必要なかったです。
でも頻繁にイラストを描く人でも「あんまり減らないよー」って人もいるみたいなのでよくわかんないですね。
その他、配置とか立てて使うかどうか
配置はあまり変わらず下記のとおりです。
それと液晶タブレットは立ててもベタっと寝かせても使えるんですが僕としてはなるべく立てて使った方がいいと思います。
理由としては僕は5分間ドローイングとかで模写をよくやるのでなるべくモチーフと平行に目線を保ちたいためです。
見ている角度と描く角度が違うと微妙にパースというか歪みが出てしまうという考えからです。
まとめ
そんなこんなでまとめてみるとCLIP STUDIO PAINT EXの機能はまだまだ勉強が必要、
液晶タブレット Cintiq 13HDについてはまあまあ慣れてきた。けど大きいほうがよかったかな?
といった感じでしょうか。
このブログをやっている限りはなんらかのイラストなりをこれからも描いていくでしょうし10万円近い大金を出して買ったものが無駄になってないのもご覧いただいている皆様のおかげです。あらためてありがとうございます。
次に「一年使ってみた感想」もこのブログで書けるといいなーなんて思います。
ご覧いただいてありがとうございました。
ちなみに二ヵ月使ってみた感想はこちらです↓
yoshino-kimiharu.hatenablog.com