イラスト練習に効果を発揮!クロッキーズカフェ(Youtube)をやってみた
クロッキーズカフェとは
先日僕の日課でもある読者登録しているブロガーさんたちのブログを見て回っていると気になる記事を見つけました。
池内たすくさんが書かれた上記記事ではYoutubeの「The Croquis Cafe」という動画を使って外国人女性モデルをモチーフにしたクロッキーをやるといった内容でした。
(いい情報をありがとうございます!)
※上記動画では年齢制限があります。女性のフルヌードモデルですのでお子様は見ちゃダメです。アートではなくよこしまな気持ちになりそうな男子中学生は特にダメです。
僕はこの動画を見たときに
「これだ!」
と思いました。
どういうことかと順を追って説明しますと、
最近の日課としてCLIPSTUIOと液晶タブレットを使って10分間の人物スケッチをする10分間ドローイングというものを毎日やっています。
その10分間ドローイングをする前にまずはウォーミングアップとしてPOSEMANIACSというサイトを参考に30秒ドローイングを何分間かやります。練習のための練習ですね。(自分がもう嫌だと思うまでやっているので時間はまちまち)
設定は30SEC、カウントダウン有、アドヴァンスモードONです。
この30秒ドローイングでは3Dモデルの人体人形をモチーフにするのですがこの点に少し不満というか疑問があったのです。
「3D人形といっても所詮は人が作り出した造形、偽物なのでやはり本物の人物モデルにはかなわない。30秒くらいで実物モデルが切り替わるようなサイトはないものか?」
最近そう思ってたところにタイミングよくこの動画と出会ったわけです。
上記動画では女性モデルさんが1分ごと2分ごとにポーズを変えていって最後に5分間で1ポーズといった構成になっています。
その女性をモチーフにクロッキーをしていこうということですね。
ちなみに・・・
模写、デッサン、クロッキー、スケッチいろんな呼び方ありますけど、何がどう違うのか疑問に思ったことないですか?いろいろ調べてみたんですが正確にここに書き出すと説明が多すぎて分かりにくいのでとてもざっくりざっくりに言うと・・・
模写・・・人の作品の真似
デッサン・・・実物のモチーフを正確に描く。その性質、質感、パースなどじっくり描く。
クロッキー・・・モチーフを素早く描く
スケッチ・・・(写生)取材、資料として描く
といった感じだと思います。(ざっくりなので間違っていたらごめんなさい)
CLIPSTUIOと液晶タブレットを使って実際にやってみた
話をもどして早速CLIPSTUIOと液晶タブレットを使ってやってみたいと思います。
まずは1分から
外人さんでもそんなに足長くないんだな・・・なんて思ったり(ド失礼)
続いて2分
小道具ありは面白いですね。
最後に5分
最後の5分は別に消しゴム使ってもよかったかなと今になって思います。
まとめ
クロッキーズカフェ(動画)はこれ以外にも数多くの動画を出しているのでモチーフ不足に困りそうにありません。
やってみた感想としてはやはり30秒ドローイングの3D人形と違ってリアルな質感、筋肉の動きやテンション、モデルさんが置いている重心、物と人との対比などなどモチーフの質が違うと思います。
しかし静止画ではないのでモデルさんが微妙に動いていたりもします。
上の方から描き進めて何秒か時間が余ったのでもう少し顔描こうと思ったら顔の角度がちょっと違ってたとかいうこともあります。(*^^*)
とはいえ実際のモデルさんをモチーフにできるので練習としてはとってもいい方法だと思います。
これからもちょくちょくやっていけたらと思っていますよ。
皆さんもやってみませんか?面白いですよ。
ご覧いただいてありがとうございました。
液晶タブレットの保護シートを「ペーパーライク」なものと張り替えて3か月経過したので感想など
保護シートの細かい傷が目立ってきたので買い替えることに
CLIP STUDIOと液晶タブレットを購入して1年くらいが経過したころ、液晶タブレットに貼ってある保護シートの特に中央部分が細かい傷だらけになりちょっと画面が見えにくくなったので保護シートを張り替えることにしました。
これまでは液晶タブレットの購入時と一緒に買ったのノーマルの保護シートを使っていましたが描き味が紙に描いているように感じる「ペーパーライクフィルム」というものに少し興味があり調べてみることに。
まずはAmazonでいろいろレビューを見るのですがひとつ心配なことがありそれが
「ペン先がみるみる減っていく」
というレビューでした。
ペン先の摩耗が普通のものと比べて激しいらしいんですね。
なかには
「まるで紙やすりに描いているようだ」みたいなレビューもあり、そんなんなるん?とちょっと怖い気もしていました。
ペーパーライクフィルム購入。描き味は?
でもまあ減ったものはまた買い足せばいいし、別に壊れてなくなるわけでもないので何事もチャレンジだということで買ってみました。
実際に貼ってみた感想ですが貼った直後は気泡がたくさんのこっていましたが時間の経過とともに消えていきました。
ただし、細かいホコリなどが残っていた場合はそのホコリを中心に周囲だけ気泡が残ったままでこれはいまだに消えていません。
(残っている気泡がある場所は作業領域とは関係ないので放置しています)
ですので目には見えにくいホコリなどには注意が必要です。
そして肝心の描き味なのですが確かに以前使用していたものとは違っていますが
「いうほど紙かな~」という疑問はぬぐえません。
なんていうかペン先と保護フィルムの接地面の抵抗感というか摩擦は増えたように感じ、以前使用していた保護フィルムの感触を「ツルツル」とするならば今回購入したものは「キュッキュ」もしくは「コシコシ」といった感じです。
紙にペン先を走らせるような「カリカリ」といった感じではありませんがそれほど遠くないといった感じもあります。
あくまでペーパーライク、紙っぽいということなのでしょうね。
描きやすさとしては摩擦が増えた分描きやすくなっているとは思います。
3か月使ってみてどうなのか?
3か月使ってみて一番心配していたペン先の摩耗なのですがそれほど減っていないです。
プロの方で一日中液晶タブレットを使っていてなおかつ筆圧も強くてゴリゴリ塗ったり描いたりしている方はもっと減っているのかなと思いますが僕はもともと筆圧も高くないですし、一応毎日は使っていますが一日の使用頻度もそれほど高くないのでこんなものなのかなと。
そして重要なことが「描き味は使用していくにつれ変わっていく」ということです。
だんだん使い続けていくにつれ摩擦というか抵抗感が減っていっているような気がします。
使用頻度が高い画面中央部分はどちらかというと「コシコシ」というよりは「ツルツル」に近い感じになってきています。
逆にあまりペン先を走らせることがないはしっこの方はまだ「コシコシ」といった感じが残っていますので使い続けていくうちに表面が滑らかになるのかな?といった感じです。
とりあえずこの保護フィルムを使い続けてみてまた傷だらけになったら他のペーパーライクフィルムも試してみたいと思います。
恐れていたペン先の摩耗もそれほどでもなかったので今度はもっとペーパーペーパーしたものにチャレンジしてみたいですね。
ご覧いただいてありがとうございました。
液晶タブレットで絵を描いていて、暑くて手汗などで手が湿るときの安価で簡単な対処法
まだまだ日中は暑い日が続きますね。
僕はもともとあまり手汗などかかないほうなんですがそれでもこの暑さで手がじっとりとなります。
そうなると困るのが液晶タブレットと手の接地面のすべりが悪くなって描きにくくなるんですよね。
アナログで紙に描くときはそうでもないんでしょうけど液晶タブレットだと手に常時触れているのは保護フィルムなのでそこらへんの滑りが悪いと筆運びも悪くなるような気がします。
そこで僕が考え出した安価で誰でもできる対策法が・・・
指ぬき軍手です。
軍手の小指の部分だけを残して他の指の部分は切り取ります。
この軍手をつけて描くと手と液晶タブレットとの接地面は軍手のお陰でスムーズになりますし、小指以外の指は切ってますのでペンを待つ部分が軍手で邪魔になることも無いです。
軍手でなくても百円均一で売っているドライバー手袋(タクシーの運転手さんがしてそうなやつ)でもいいかもしれませんね。
手が油性でお困りの方や暑くて液晶タブレットに触るのが億劫(おっくう)になっているそこのあなた、ぜひお試しください。(え、みんなやってる?)
板タブ派の人はこういうときどうしてるんでしょうね?
液晶タブレットと違って別に手元が見えなくてもいいからコピー用紙かなにかかましてるんでしょうか。(勝手な想像)
ご覧いただいてありがとうございました。
※追記:液晶タブレット本体が熱をもって熱くなることはありません。誤解を招くような書き方をして申し訳ありませんでした。
【27カット】10分間ドローイング最近のまとめ【その1】
はい(気を取り直して)
たまにこういう茶番がやりたくなる病気です。
はじめに
一年間続けてきた5分間ドローイングを卒業して最近では時間を倍にした10分間ドローイングをやっています。
とにかく5分間ドローイングを一年間続けてきて僕は自信が付きました。
自信といっても画力がどうこうではなく「習慣化は作れるということを実感できた」ということが自信になっています。
1日に10時間机に向かって描き続けることも立派ですが1日5分づつでも120日続ければ10時間になります。
そういうことが習慣化によって可能になるということが実感できたことが自信になっているのだと思います。
なぜ10分間ドローイングなのか
それと以前5分間ドローイングをアップしていましたがやはり習作をアップするのは心苦しいと思うところもあります。
「練習だけで人生が終わってしまうよ?」と言われてもしかたがないのですが習作をアップするにしてももう少しクオリティのマシなものにしたいという思いと、モチーフと向き合う時間がもう少し欲しいと思うようになり5分から10分に時間を延ばし、5分間ドローイングでは使用禁止にしていた消しゴムを使用可能とするルールにしました。
ですので新ルールとして10分間ドローイングとはネットで見かけた気になる写真などを
- 下描きなし
- 制限時間10分
- 消しゴム使用可能
- なるべく自分の絵に変換しつつ描く
というルールでやっていきたいと思います。
そしてそれらがある程度たまってきたので今回は僕が気に入っているもの何点かピックアップしたのちにさらっと見れるようにまとめて見たいと思います。
お気に入りをピックアップ
#10分スケッチ #10分間ドローイング
— Yoki (@Yoki_yoshino_K) 2018年7月19日
10分スケッチ3回目です。 pic.twitter.com/PhqXKufmAT
#10分スケッチ #10分間ドローイング
— Yoki (@Yoki_yoshino_K) 2018年7月21日
10分間ドローイング5回目です。
割とよく描けた方ではないかと思います。(自画自賛)
欲を言えば細かい修正など入れたいですが、これはこれで置いておきます。 pic.twitter.com/VjuLYaRBNG
#10分スケッチ #10分間ドローイング
— Yoki (@Yoki_yoshino_K) 2018年7月25日
10分スケッチ9回目です。
わりと好きな方です。 pic.twitter.com/5sdnUh9Mcr
#10分スケッチ #10分間ドローイング
— Yoki (@Yoki_yoshino_K) 2018年7月30日
10分間ドローイング14回目です。
美人に描けたほうだと思います。 pic.twitter.com/R4nX0Ha9WU
最近のまとめ27カット
最初の30カットくらいは描いたものからアップしていってそれを過ぎたら気にいらないものはボツにして精査していこうと思ってます。
もう少しマシなものが描けるように次回も頑張りたいと思います。
ご覧いただいてありがとうございました。
みんな「平成最後の夏」という得体のしれないプレッシャーに焼かれている
「平成最後の夏だから忘れられない思い出をつくろう」
とか
「平成最後の夏だから記念になにかしよう」
とか
最近こういう声をちらほら耳にします。
僕はそんな声のなかに何かしらの焦燥感が含まれているような気がしてなりません。
「早く、早く何かしないと平成最後の夏が終わってしまう」
そんな思いがその言葉の裏にちらほら見え隠れしている気がするのです。
「平成最後の」という強力なクロージングワードによって他者の行動を促すようにしている力学がほんのり見えるのです。(僕だけかな?考え過ぎなのかも)
なんとなく気持ちは分かります。
「〇〇最後の夏」ってなんか思い出作りたくなりますよね。
「高校最後の夏」
とか
「十代最後の夏」
なんて特に甘酸っぱい思い出を作りたくなる衝動に駆られるものです。
夏祭り
花火大会
浴衣姿でカランコロンと歩く音
どこまでも冷たい青の空
雄々しく伸びる入道雲
ひりひりと耳に響く蝉の声
これらの情景が瞬く間にフラッシュバックしていきます。
これらは特にティーンが対象なのですが、逆に
「勤続45年最後の夏」
とかなると
工場を前にたたずむ年老いた男性
年下の口うるさい上司
唯一の理解者パートの桜井さん
やり残した仕事
熟達した老練の技術
このような光景が思い浮かびますね。
ちょっと話がそれましたけど「平成最後の夏」はかなり広範囲の年齢の方々がその気になっているのではないでしょうか。
例にもれずいいおっさんの僕ですら「何かすべきなんじゃないだろうか?」と不覚にも思ってしまいましたもの。
とまあ思ってしまったのもほんの一瞬ですぐに正気に戻って別にいつもの夏と変わりないから特にはいいやと思いましたけど。
とかく日本人の持つ性質として「最後」に対する思い入れはなみなみならぬものがあるんじゃないですかね。
有終の美を飾るとか終わりよければすべてよしとか最後にどでかい花火をあげるとか。
「最後だからいっちょなんかやったろうじゃない!」なんて気持ちになりがちだと思います。
でもこの「最後」なんですが、特に「平成最後」に限らずいつも我々のそばにいると思うんですよね。
事故などで急逝する方にとっては亡くなる前日がまさに「人生で最後の日」になるわけじゃないですか。
本人にしてみたら思ってもみないことでしょうけど。
我々全員がもしかしたら明日にでも、いえ、まさに次の瞬間にでも突然人生の幕を下ろす可能性を内包しているのだと思います。
本来であれば今まさにこの瞬間こそが「人生最後の瞬間なのかもしれない」というプレッシャーに焼かれ続けていなければならないのだと思うのですが、人間はそこのところ上手くできていて「忘却」という特性により、そういう苦しくなる要因は割と簡単に記憶のかなたに押しやることができるという性質を持っています。
たしかにそんなプレッシャーに焼かれ続けるのは正直しんどいですしヘトヘトになりそうです。
ですので別に「平成最後の夏」なんて特に気にするほどのプレッシャーでもないと思うんですが、人によってはそのプレッシャーの中心にいることを楽しみたいというひともいますので楽しみ方はひとそれぞれかと思います。
ちなみに僕は平成最後の夏にふさわしく先日カラオケでTUBEの「あー夏休み」を歌いました。
本日の巨匠に学ぶのコーナー
吾妻ひでお著/ひみつのひでお日記30Pより模写
いっしょうけんめい模写したつもりでもやはり線が硬い。
未熟者め。と自分をいさめる謙虚な平成最後の夏。
ひみつのひでお日記
ご覧いただいてありがとうございました。
たとえ1年ぶりのブログ更新だとしても「昨日も更新してましたよ」みたいな顔して更新すべき
「久しぶりの更新になってしまいました」
とか
「ながらく更新できなくてごめんなさい」
みたいな枕詞(まくらことば)から入るブログをたまに見ますよね。
そんなブログを見るにつけ僕は
「別にそんなおことわり入れなくてもいいのになあ」と思います。
なんだかブログを更新しなかったことに対してうしろめたさや罪悪感を感じているような印象を受けます。
自分のブログなんだし、たいていの人は無料で公開しているものなので更新するもしないも好きにやったら良いと思うんですけどね。
どうして更新しなかったことに対してうしろめたさや罪悪感を感じてしまうのでしょう?
その理由の一つとして「ブログは毎日更新するべき」みたいな風潮があると思うんですよね。
SEOの観点からとかエンゲージメントがどうとかいろいろ理由はあるみたいですが、別に毎日更新しなくても罪にはなりませんし罰金を支払うことも世間様から後ろ指さされるようなこともないですよね。
たしかに毎日マメに更新している人は立派だと思いますけど、「立派な行い」の逆が「罪なる行い」にはならないですよね。
ですのでうしろめたさや罪悪感など感じることは何一つないと思います。
それともうひとつは「自分自身に対してのうしろめたさや罪悪感」というのがあると思います。
ブログを毎日更新しようと思っていたのにめんどくさくなって書かなくなった。
『自分で決めたことを守れない=自分で決めたとすらサボってしまった』
こういう感情が少なからずあるんじゃないですかね。
でも別にサボってないですよ。
義務でやっていることでもないですから。
義務でやると苦しくなるだけなんでやらないほうがいいですよ。
ブログを更新しないくらいでサボったことにはならないしダメな人間ってこともないと思います。
なのでたとえ1年ぶりくらいの更新でもサラっとした導入でいいんじゃないですかね。
「いやー昨日大変なことがあったんで聞いて欲しいんですが~」
みたいな感じで「え、昨日も更新してましたけど何か?」みたいな空気感で書いたらいいと思いますね。
「こいつ1年ぶりの更新なのになんのことわりもなしかよ」←こんなこと思っている人なんていませんから。
まあ仮に百歩譲ってそんな人がいたとしてもそんな人のことはほうっておきましょうよ。
とるに足らないことだしとるに足らない人間ですよきっと。
そんなことよりも「1年ぶりにブログ書くけどなんか久しぶりだから気まずいな・・・」って気持ちが邪魔をしてブログを書く手を止めてしまう方が問題だと思います。
もしかしたら大傑作が生まれる機会損失になるかもしれないですしね。
ここまで長々と書いてきましたがまとめると「気楽にやりましょ」ってことですかね。
それとちょっとだけ付け加えると、ここまで書いたことはあくまで僕個人が感じたことを勝手に書いているだけで人によっては様々な事情とかありますのでブログに対しての考え方や感情も人それぞれでいいとも思います。
本日の巨匠に学ぶのコーナー
吾妻ひでお著/ひみつのひでお日記26Pより模写
僕の中ですっかり収束気味の吾妻ひでおブームなんですがまだ描きためたストックがあるのです。
ひみつのひでお日記
ご覧いただいてありがとうございました。
5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック 15本目
はじめに
「5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック」とは5分間ドローイングで描いた絵を下絵にしてそれをカラーイラストに仕上げていこうという企画です。
その最たる目的はカラーイラスト作成の習慣化ということがあります。
とにかく一日10分でもいいので習慣化しようといろいろ工夫した結果「あまり複雑なことはせずにシンプルにやろう」ということになりました。
そしてただいま絶賛「髪の毛を詳細に塗るのも描くのもイヤイヤ期」なんでそこらへんは特にシンプルにしようと思います。
まあ、それらのかいあってか前回に比べて早めの更新ができました。
それと今回は毛色を変えていつぞやもやった「2次元キャラ風にアレンジ」でやってみました。
では始めたいと思います。
下絵のピックアップ
5分間ドローイングのまとめのときに描いた一枚です。
今回はこれをもとにがんばってみようと思います。
ラフ
バランスを整えて・・・
2次キャラ風にアレンジしました。
普段からこの手の絵はあまり描きなれてないので難しいですね。
なんかいつも描いている絵とベクトルが違う気がしますし、受け取り手に対しての記号としての認識のさせ方が違う気がします。
話はちょっと飛びますが、
特に我々日本人は今のシルバー世代は除いて物心ついたときからアニメとか漫画に触れてきたナチュラルボーンな2次元キャラクター視聴者だと思います。
ある意味そういったデフォルメに対して英才教育を受けているようなものだと思うのです。
なので皆、大なり小なり「気持ちのいいデフォルメの方向性」というものを持っているのではないかなと思います。(ここまでぜーんぶ僕の勝手な憶測ですけど)
アメリカとか海外のキャラクターがどうも受け入れがたかったりするのはそういう一面もあるのではないのかなと思います。
話をもどして今回のような2次キャラ風にアレンジするのはそういった「気持ちのいいデフォルメ」に対する探究と、たまには違うベクトルの作品を作るのもいいかと思ってやっています。(本音をいうと、こういう絵柄は塗るのが楽そうだからということもありますけど)
そしてもうひとつ。
今回ラフの段階から意識した点は主に顔のパーツに関してですが「つじつまを合わせる」ということです。
実線として描いてはいませんが「眉頭から鼻筋がカーブして伸びると鼻の頭はここらへんかな」とか多少のデフォルメはしつつもそこらへんのつじつまを合わせて説得力を持たせられないか試してみました。
線画です。
今回は最初にベクターレイヤーでラフから線を拾ってからそれをラスタライズしてラスターレイヤーに変換してから線をクリンナップしました。
ベクターレイヤーは「交点消去」など便利なんですが、いかんせん細かな調整が難しい印象があります。
ベクターレイヤーだけでは線が単調で大味な感じがして生々しさに欠けると思うのです。(※個人の感想です)
イラレのようにパスのアウトラインなど取れないので制御点の操作よりラスタライズしたほうが個人的には楽ですね。
完成です。
やってるとだんだん欲が出てきて「関節のところに赤みのボカシを入れてみよう」とかいろいろと余計なことをしたくなってきますが、なるべくシンプルにという方針を守ってやめておきました。
あと、ついつい髪の毛を詳細に描いてしまいそうになりますがドツボにはまりそうなんでまたの機会に。
ご覧いただいてありがとうございました。