5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック 10本目(線画自動着色サービスも使ってみました)
まずは前回の反省からやろうと思います。
【前回 9本目】
yoshino-kimiharu.hatenablog.com
- 線画は要らなかった気がする。
- 無骨な感じを目指したが、雑に見えるだけのような気もする。
- もっと光源を意識すべき。
以上が前回の反省点でした。(他にご指摘などしていただければ幸いです)
というわけで5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック10本目をやっていきたいと思います。
5分で描いた絵をカラーイラストに仕上げる100本ノック とは
- 5分間ドローイング100日チャレンジで描いた下絵をひとつピックアップ。
- バランスなどの再調整を行う。
- 再調整した下絵から線画を作成。
- その線画に着色してカラーイラストにする。
- 100回やる。
ということをクリップスタジオと液晶タブレットを使って行うチャレンジです。
今回はテーマは
「線画は塗りの後で」
です。
どういうことかというと、これまでは線画を黒で描いてから全体を着色したあとに線画周辺の色に近い色で線画を塗りなおしていました。
これがなんか二度手間で嫌なので今回は大まかに色を決めた後で線画を描いてみようかなという実験をしてみることにしました。
- 【下絵のピックアップ】
- 【ラフ】
- 【おおまかに色決め】
- 【線画】
- 【線画自動着色サービスで塗ってもらう】
- 【これは僕が塗りました。人力着色完成です】
- 【おまけ・グラデーションマップで色調を変えてみよう】
【下絵のピックアップ】
5分間ドローイング100日チャレンジの62日目の一枚目です。
これを修正していきたいと思います。
たいして上手くもない絵ですけど個人的に表情が好きな絵です。
【ラフ】
大まかに修正してみました。
なるべく表情のニュアンスを残すことを意識しました。
【おおまかに色決め】
配色のイメージはこんな感じでいこうかなと思います。
「投げなわ塗り」でざくざくと適当に色を置いてみました。
線画はこの配色に近い色で描いていけば二度手間は無くなるのではないかと期待します。
【線画】
線画です。
それぞれのパーツに近い色(明度を下げて)で描きました。
僕は「塗り」は苦手なのでもうこの時点でもうお腹いっぱい、やめたくなりますけど頑張って塗ってみようと思います。
【線画自動着色サービスで塗ってもらう】
「塗り」が苦手な僕なのでもういっそのことAIに塗ってもらおうと思います。
既にご存知のかたもたくさんいらっしゃると思いますが、上記のサイトでは線画をアップロードすれば3タイプの着色パターンで自動着色してくれます。
今回描いた線画をアップしてAIに塗ってもらおうと思います。
その1・かんなver
いまいちですね。
なんでほっぺが汚れているんだけしからん。わんぱくか?
その2・さつきver
その1よりもかなりいい感じだと思います。
AIのセンスでは金髪美少女がお好きなのでしょうか。
よく見ると一応光源が意識されているのか、前髪周辺の肌が暗めだったりアゴの下の首回りが暗くなっていたりとあながち侮れません。
その3・たんぽぽver
これも金髪美少女のようですね。(そんなつもりで描いたのではないんですが)
金髪の着色がよりはっきりしています。
肌の彩色の感じがいいですね。
でも服が汚い。
しかし現段階のAIが人間でいう赤ちゃんのようなものなら、これからどんどん進化していくと、もしかしたら将来イラストレーターさんとかの仕事が減るかもしれませんね・・・
【これは僕が塗りました。人力着色完成です】
機械任せ(手抜き)はやっぱりよくないということでせっせと人力で塗りました。
「アニメ塗り」っていうんでしょうか、そういうのを意識して塗ってみました。
厚塗り風
厚塗り風です。
何をもって「厚塗り」というのかよく分からないですけどブラシは「不透明水彩」メインで塗ってみました。
【おまけ・グラデーションマップで色調を変えてみよう】
今回はかねてから気になっていたグラデーションマップを使って色調の変更というのをやってみたいと思います。
グラデーションマップは上部メニューの「編集」→「色調補正」→「グラデーションマップ」で使うことが出来ます。
デフォルトでいろんなグラデーションセットが用意されてますのでいろいろ試してみるのも楽しいです。
今回は事前にグラデーションツールで作っておいたグラデーションセットを使ってみました。
上記のグラデーションセットをグラデーションマップに反映させたものがこちらです。
グラデーションマップを反映させているのはレイヤーを結合した人物レイヤーのみです。
合成モードを焼き込み(リニア)にしてみました。
グラデーションセットと合成モードの組み合わせで様々な色調に変更できそうです。
まだまだ勉強が必要ですがいろいろ試してみてコツをつかんでいければと思います。
ご覧いただいてありがとうございました。